昨年Bonnsylphでオフィシャルディレクターとしてものづくりに参加していた際に、ヒットしたパール付きフラップファーコートをさらに上質でより大人なデザインに仕上げました。
パールをずらっと並べた甘口コートだけど、シルエットそのものはスッキリとしたシンプルなものに。
昨年の大人気コートとのデザインの違いはどこにあるのでしょうか?
実は、結構、微調整を加えているのです。もちろん昨年のコートも大満足でしたが・・・。
さらにもう少しこうだったらいいなという思いを反映させた120点のコートを作りたかったのです。
・素材
今年のコートの素材は天然素材にこだわって生地選びをしました。
コートの素材にはオーストラリア羊毛のSuper100'sに糸の強度UPの為にナイロンをブレンドした生地をチョイスしました。
よりお手入れしやすく、より長くお召しいただけるコートにしたくてこの生地を選んでいます。
ウール特有の光沢・柔らかさに加え、加工で軽やかさを表現したMade in Japan素材を贅沢に使用しています。
・シルエット
見頃・袖などは小さくしておらず、昨年人気だったゆったり感を維持しています。
しかし、見た目のスリムさが欲しかったので、様々な箇所に微調整を加え、全体的に昨年と比べ細見え仕上げにしました。
・パール
パールの大きさは小さくして品良く。
でも寂しくは見えないようにパールの数は増やしました。
昨年と比べ控えめだけど、ゴージャスに仕上がっています。
パンツにも長いスカートにも合わせられるコートが欲しくて。
しっかり取ったサイドスリットから中のボトムが見えるおかげで、コートとのバランスが取りにくい長めの丈のスカートや、ワイドパンツを履いてもバランスよくまとまります。
デニムにニット、などシンプルなコーデの上にサっと羽織るだけでもパールが際立って素敵です。
一見フェミニンなアウターですが、あえてパンツを合わせて「甘口だけど小辛」なスタイルを楽しんで頂けます。
ノーカラーのVネックなので、冬本番にはストールを合わせても顔まわりが重くもたつく事がないのが◎。
首回りとのコーディネートも楽しめると思うので、ぜひ沢山着て欲しいです。