日本の女子体操競技選手でで2016年リオデジャネイロ五輪代表だった宮川紗江(みやかわさえ)さんが2024年7月15日に体操選手としての現役引退を発表されました。
宮川紗江さんと言えば2018年に元コーチからのパワハラを告発するなど、スポーツ界のパワハラ問題に貢献された方でもありました。
そんな宮川紗江さんの引退はなぜなのか?その理由について深掘りして行きます!
宮川紗江さんが体操・現役の引退を発表
i引用元:西東京市
2024年7月15日の22時過ぎに、宮川紗江さんはご自身のXにて現役引退を表明されました。
その内容全文は以下の通りです。
引用元:X
2歳から体操を始められ、24歳で引退表明をされるまでの22年間は本当に長く、そして誰にもわからないような辛く苦しい日々も過ごされてきたと思います。
2018年8月(当時17歳)だった頃に当時の元コーチによる体罰を宮川紗江さん本人やご家族がそれを体罰とは捉えずにいました。
そして、その元コーチへの日本体操協会による無期限登録抹消に不服を申し立てた宮川紗江さんの記者会見は、見ている人達に「体罰と愛情ある指導」との違いを考えさせられましたね。
引退後は指導者として後輩や子供たちの育成にあたるという宮川紗江さんですので、今後のご活躍が一層楽しみですね。
【理由3選】宮川紗江さんの引退はなぜ?
引用元:すぽぷーつ放置
体操選手としての22年間の活躍は本当に素晴らしかったと思いますが、とはいえ引退を表明された時のご年齢はまだ24歳です。
20代前半での引退はアスリートとしては少々、早いのでは?と感じてしまいました。
宮川紗江さんは引退表明の際に、具体的な引退理由を明かしてはいません。
なので宮川紗江さんがなぜ引退を決意されたのか?その理由を考えてみます。
理由1~体力的な限界を感じていた?~
体操選手についてリサーチしてみると、次のような事がわかりました。
・体操選手は軽やかな方が競技において有利となる
・体操選手のピークは10代のうち
・女性体操選手の選手寿命は短く早い
体操競技は床や鉄棒、平均台など、競技において求められるものは「スピードとしなやかさ」なのだそうですね。
特に女性の場合、成人を迎えると体の柔軟性が落ちてきたり、脂肪がつきやすい体質に変化してくるといわれています。
そのため、この「スピードとしなやかさ」を最も発揮できる年齢が10代のうちであるそうなんですね。
なので、宮川紗江さんが引退表明をされた年齢が24歳と若くても、既に選手としての年齢はピークを過ぎているため、もしかすると体力的な低下を感じていたのかもしれませんね。
理由2~成績不振も原因?~
引用元:宮川紗江オフィシャルサイト
宮川紗江さんのこれまでの成績を振り返ると次のようになります
2013年8月 – 全日本ジュニア体操競技選手権大会 個人総合8位(跳馬:4位、ゆか:1位、平均台:6位)
2014年4月 – 第13回アジアジュニア体操競技選手権大会 個人総合3位、種目別-跳馬:優勝、ゆか:優勝
2014年5月 – 第68回全日本体操個人総合選手権 10位
2014年6月 – 第53回NHK杯体操選手権 個人総合7位
2014年7月 – 第68回全日本体操種目別選手権大会 跳馬:優勝、ゆか:2位
2014年8月 – 南京ユースオリンピック 個人総合5位、種目別-跳馬 銅メダル、段違い平行棒5位。
2015年10月 – 世界選手権 出場。
2016年8月 – リオオリンピック 出場。
2018年4月 – 第72回全日本体操個人総合選手権 個人総合6位
特にジュニア時代の成績は素晴らしいですね。
しかし、2015年(16歳)以降の大きな大会においては(ご本人には大変失礼ですが)徐々に成績が落ちているような印象を受けます。
とはいえ、2018年以降は先にも述べたとおり、指導者によるパワハラ問題によって十分練習に打ち込む環境が与えられなくなってしまいました。
そのことから考えると、成績が振るわなかったのも無理は無いと思います。
理由3~結婚などプライベート充実のため~
こちらは完全に宮川紗江さんのプライベートに関することになりますが、これまで体操一筋で走り続けてきた宮川紗江さんもお年頃です。
24歳ともなれば、彼氏を作ったりまたは結婚を意識したとしても決しておかしくないですよね。
なので、そろそろ第一線から身を引いて、今後は後進の指導にあたりつつご自分のプライベートのための時間をきっちりと作るために今回の引退表明をされたのかな、とも思いました。
とはいえ、宮川紗江さんご本人から引退理由については言及されていないので、これらはあくまでも推測になりますけどね。。
いずれにせよ、これからの人生はご自分のことを第一に考えてご活躍して頂きたいな、と思いました。
宮川紗江さん、22年間本当にお疲れさまでした!
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